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中国 九賽溝
ホテルからすぐ、九賽溝の入り口がある。黄龍と同じ世界遺産で入場の時はパスポートの提示が求められる。それにしてもものすごい人数だ。殆どが中国人である。黄龍も九賽溝も近いからたいていの人は両方見て回ることになり、この日も入場者1万人を超えている。ここからバスで上流部分まで移動しながら各所に点在する観光ポイントを見たり歩いたりするのである。
朝のうちは少し曇っていたので水の色が映えない。予報では曇り時々雨・・・私が来たのになんてことだ!。しかし私はあきらめない、心の中で晴天の神に祈った。こんなところはそうそう来れるところではない。添乗員が「まだマシですよ、前回は水量が無い上に雨でしたから」と言う。何回来てんの?と聞くと、「う〜ん、10回くらいかな?」と答える。あ、そう、そりゃ飽きるわな・・・。
それでも鏡池と呼ばれるこの池でこんな写真が撮れました
何やってるのかと思ったら湖面の掃除でした
祈りが通じたのか途中から晴れてきました。そしてこの九賽溝独特のこの水の色が・・・。
裸鯉という小さな魚も住んでいますから鉱毒がこの色を作っているわけではありません
貸衣装でチベット民族になったじょしゅ 衣装代一回5元
水質は黄龍と同じ石灰を多く含んだ水です
清冽という言葉はこの水のためにある
中国というとくすんだ空や濁った水を思い浮かべるが・・・ここは別天地
もともと九賽溝とは9つの村がある川という意味で、ここにチベット族の9つの村があったという。今では立ち退かされて3箇所になり、そこでみやげ物を売ったりして暮らしている。
大発展を続ける中国の都市部と比べ、ここでは時間がゆっくり流れていた
じょしゅが買い物を・・・しないわけがない!
次の日の朝、濃霧のため空港に降りられず成都に引き返してしまったため大混雑する空港。我々も朝8時の出発が4時間も待たされた。昼に霧が晴れてその日の一番機が着陸したとたん、思わず大きな拍手がロビーに沸き起こった。いち早くネットカフェに入り遊んだが、これは正解で、すぐに満員になってしまった。
日本語は表記されるが英語でしか書き込めない。これは皆さんにも見覚えのあるページですね(笑)
霧が晴れた九賽溝空港
霧のお陰で成都の観光予定が少し変更になり、李白・杜甫の記念館に寄れなくなったのが少し残念だった。ところで今回の旅行で私は食事について何にも触れていないが、美味しいと思った食事は成都の四川料理レストラン一軒のみで、あとはホテル以外、惨憺たるものであった。特にこの黄龍と九賽溝は昼食場所がそれぞれ一箇所しかなく、出されたものも人間の食えるものじゃなかった・・・とまで言っておこう。九賽溝のレストランで、私はコーラを飲んだだけで、ホテルの朝食からベーコンとパンを持ち出せばよかった、とつくづく思った。中国も田舎に来ると食事の質はガタッと落ちるのを認識・・・これは味付けが日本人の口に合うとか会わないとかのレベルの話ではない。ま、景色が良かったので許してやろう・・・。成都に着いたのは夕方の4時ごろだった。
あぶねーぞ!おばちゃん!
昼間っから何してんのお〜?
珍しくない原付三人乗り・・・赤ちゃんを含めた4人乗りまで発見
釣具屋発見!この街角は何軒もの釣具屋が並んでいた
パンダを繁殖させている動物園にも行きました
子供はいつも可愛いものです
最終日、中国雑技を見ながらの晩餐会。最後に美味しい料理と酒を飲ませ、旅の疲れやクソ不味い料理体験を忘れさせてリピートを狙うという旅行社のミエミエの企画である。桂林でも見たこの変面はこの日間近に見ても仕掛けが分からず、確かに不思議だ。どうやるのかは企業秘密らしい。
次の日の飛行機の中から足摺岬が見えた。あぁ、この海岸べりをバイクで走ったなぁ・・・そんなことを考えながら帰路に着いたのでした、ジャンジャン!