ハワイはやっぱりハーレーだろが ぁ!
10/29
今回はビジネスクラスのハワイツアーが安かったので申し込んだ。このビジネスクラスは先般ポルトガル・スペインの時に初めて乗ったのだが、機内サービスはもちろん、なんといってもこの広い座席が第一の魅力である。特に長時間のフライトだとその疲れがまったく違う。・・・まったく違うが、そのぶん値段も高い!。まともに買うとヨーロッパの場合往復40万円前後はする。へたをするとツアー代金より高いってことにもなるのだ。それが今回は(多分)ずいぶん安かったのである。安い分、座席も少し旧式で機内サービスも通常より簡素であったが、身体が伸ばせるのが良いのである。まったく何故エコノミークラスの座席はあんなに狭いのか!。せめて新幹線並みにしてくれたらずいぶん楽だと思うのだが。逆に、写真で分かるように、じょしゅにはビジネスは勿体無い。エコノミーで十分だ。こんどからは別々に席を取ることにしよう(笑)。
10月29日の夜の10時にセントレアを出発して6時間半のフライトで10月29日の朝10時にホノルルに到着するというのは、分かっていても不思議である。ま、到着が翌日であろうと当日であろうと、夜間(フライト中)に寝ていられるのは楽である。19時間の時差というのは逆に5時間早いだけだからね。で、午前中は軽く市内観光。昼食はロコモコとビール。気温は31℃で再びビールの季節に逆戻ったわけだ。
ホテルはアラモアナのプリンスホテル。目の前がヨットハーバーだ。コレが私にはとても嬉しかった。こういう風景はずっと見ていても飽きない。海上係留だからそこで生活しているような人も見える。いいなぁ・・・引退したら絶対大きな船を買うぞ!。夜はワイキキでポリネシアン・マジックショー・・・これがアルコール飲料不可(考えられない!) のディナーショーというから最初はグズってやめようかとも思ったが、渋々行ってみると・・・なかなか面白いというか、迫力満点の素晴らしいマジックショーでした(撮影不可のため写真無し)。ホテルに帰って から近くのパブに入り、生ビール(私)とブルーハワイ(じょしゅ)を飲んで、グッスリ眠る。
10/30
今日は昼ごろにランチクルーズが予定されていたので、その前にワイケレのショッピングセンターでミナマリの指定お土産であるブランドアウトレット品を買いに行った。ただ、9時にホテルを出て11時半には戻らなければならないのでタクシーを使うことにした。タクシーでも30分近くかかるのだ。ホテルで拾ったタクシーの運転手は韓国人で、日本語もOK、かつ大変親切な人だった。なんでも旅行社で働いていたが不況で解雇されてタクシー運転手になったと言っていた。娘が日本ファンで、日本で暮らすために今大学で一生懸命勉強しているらしい・・・オヤジ、大変だなぁ・・・おい、頑張れよ!。
で、ショッピングセンターに着くと各国のブランド店が軒を並べており、当然工場直売のアウトレットだから安い。以前はこの手のことには無知蒙昧で、何にも分からなかった私だが、最近はミナマリのおかげで少しは分かる。指定されていたブランドはTOMMY HILFIGERだが、何もかもが日本では買えない値段で売っている。最近は円高だからまずどんな買い物ももともと1〜2割安いうえ、商品が30〜50%引きなので・・・たとえば5000円〜1万円のものが、2000〜4000円、って感じなのである。じょしゅが「安い!安い!」とひとり言を言いながら買い物かごにポンポン放り込んでいる・・・確かに単品は安いと思うが、合計で幾らになるかを考えているようには思えない買い方である・・・。結局私は大金を支払い、大袋一杯の衣服を持たされて港に直行し、クルーズに出発した。
きれいに晴れ上がった日で、ワイキキからダイヤモンドヘッドまできれいに見える。バイキングで好きなものを食べながら、ウクレレ教室やフラダンス教室、レイを作ったりもできる。じょしゅはフラダンスでも習うのかと思ったら「(今習っている)先生と違う癖がつくから習わない」らしい。私はウクレレ教室を覗き、じょしゅはウクレレの後、レイを作った。
船を降りてホテルに帰るメンバーから外れ、我々はそのままダウンタウンを歩いた。しかしクルーズで飲んだ2杯のビールが利いて、すぐに疲れて・・・結局は路線バスに乗ってそのままワイキキまで行った。この島の市街地は地図を見ると分かるが、海沿いに西から東に延びているだけで、簡単である。たとえ迷ってもたいてい「WAIKIKI」行きのバスに乗ればワイキキまで連れて行ってくれる。そしてワイキキからアラモ アナまで歩いて15分だ。実質一日あれば あちこち回って地図は頭に入るだろう。
じょしゅと買い物は切っても切れない関係にある。さっきあれほど買い物をしたのに、ワイキキに着くなりもうハワイアンジュエリーの店で店員となにやら交渉している・・・。女は不満を食い物と買い物で解消すると聞いたことがあるが、日頃、何か私に不満でもあるのだろうか・・・。かくして私の荷物は大袋二つとなり、それをぶら下げてワイキキビーチを歩き、ホテルに帰ったのである。下の写真がワイキキビーチ。 買い物荷物を両手に抱えて歩いている人なぞ皆無だ。じょしゅが不満を解消し、私に不満が募る。
今夜から夕食は無いので自分たちで探す。歩き疲れたのでホテルの近くのアメリカンビーフステーキチェーン店に入る。これも感じのいい店員で、私の頼み過ぎをちゃんと教えてくれて、50ドルほどで済んだ。ハワイはもちろんアメリカなので店の支払いは全てチップが必要である。これがけっこう面倒臭い。チェックして明細書が来た時にそこにサービス料(チップ)が書き込んであれば請求金額をそのまま払えば良いのだが、それが無いと約15%のチップを上乗せして払わねばならない。10%や20%なら計算も簡単だが、15%というのがミソで、たとえば37ドルの15%っていったい幾らになるの?(すぐに計算できねーだろが!)。・・・それとクレジットカード支払いもチップが空欄になっていてそこに自分で書き込まねばならない場合があるのも面倒臭い。なんでもうちょっと簡単にならないのかねぇ。この時もその空欄に書き込む時に先ほどの店員が覗き込んでいたので、10ドルと書き込んで "to good stuff "と言ったら "Oh thank you "と喜んでいたが、いい顔しいの私なぞ、こんな具合に結局いつも少し多めに払ってしまうことになるのだ。アメリカではチップが店員の収入源だと聞いたことがあるので、 このシステムを簡単には変えられないのかな?。そういえば大昔サンフランシスコでバーに入った時に在住の友人に教えてもらったなぁ。スコッチの水割りを一杯飲むごとに「価格」は75セントなのに1ドル紙幣を支払い、"No Change(釣りはいいよ) "って言ってやれって。それがグラスを運んできた彼女の収入になると教えられたのだ。今でもそうなのかな?。
腹ごなしにアラモアナショッピングセンター(ほかに行くとこねーのか!)。ここもでかいショップタウンで何でも売っている。実際買い物には辟易しているのだが、かといって行くところも無い。若いねーちゃんと二人だったら星が瞬く夜の砂浜なんかに連れて行くのだが、じょしゅではなー。
そのうちじょしゅが「韓国冷麺」を食べたくなったと騒ぎ出した。夜の砂浜なんて場合じゃない。さっきのステーキは何だったのか・・・。と言って私も 飲んだビールが抜けていたので近くの韓国料理店に入り、チヂミと冷麺とビールを注文した。韓流スターも訪れると書いてあったが、そして確かにそれらしき色紙が飾ってあったが・・・ガランとした、たいして旨くもない店だった。ただハワイのドラフトビールはどこで飲んでも日本と違い、500ml前後は確実にあるので嬉しい。日本の居酒屋など200mlぐらいしか入っていない「生中」が多いよな。アレでけっこう儲けてんだぞ、ヤツラ。
10/31
いよいよ今日からが本当のハワイだ。着いた時に申し込んでおいたカネオヘ湾シュノーケリングとバナナボート、シーウォーカー、ウミガメウオッチング・・・セットの半日コースだ。ハワイに来たら海でしょう、やっぱり。と思いながら満員のメンバーを見渡すと、海に潜るというより「海水浴」気分の客ばかりが目立つ・・・我々のようにラッシュガードやタイツを 穿いている人が一人もいない・・・なんだか不安。行く途中でウミガメが何匹も泳いでいるのが見える。昔PONPEI(ポナペ)でダイビングをした時に見て以来の大ウミガメだ。次にシーウォーカー(海中散歩)、下の写真だ。
これはイカン。いちおう楽しそうに写真に納まっているが、これは面白くない。というより息苦しい。写真の宇宙飛行士みたいなものを被ってポンプで空気を送っているので呼吸も出来るし、首から上は濡れないのだが、大きく息をすると首まで水が上がってくる。しかも水も透明度が良くないうえ、6人が同時に行動するので最初に入った私はズーっと海中で待たされた。もともと閉所恐怖症の私であるからだんだん息苦しくなってくる。歩くのもゆっくりガイドを持たされて歩き、自分で好きなところに行けるわけでもない。魚にパンをやるとうっとおしいほどの小魚が寄ってきて指を痛いほどつつく・・・面白くねー!。
やっぱコレですよ、コレ!。バナナボートもまあ面白かったけど、やっぱ、さんご礁シュノーケリングだよね。それでも最初説明を受けた時は焦った。なんと救命胴衣を着けて上から珊瑚を眺めるだけ・・・と言うではないか!。救命胴衣をつけたら潜れないよー。いつかの親不知のsonetaになっちゃうよー。 というわけでスタッフと交渉。日本から持ってきた3mmのネオプレーンの半袖ジャケットを見せて、コレで身体は浮くのだから救命胴衣は勘弁してくれ!と言うと、「以前一人死んでるんですよ・・・」と言いながら「ま、船長に掛け合ってみてくんない?」とのこと。さっそく船長に頼み込むと、再度スタッフと話し合ってから・・・OK!と親指を突き出した。やったね。
かくしてオリンパスμTAFFの出番となった。上の写真で分かるように船から50mほど泳げばさんご礁のヘリにたどり着くのでそこで潜って遊ぶわけだ。プカプカ浮かびながら海底を眺める人々を尻目に、我々だけが潜る。交渉の甲斐があったというものだ。魚も餌付けされているのか一杯泳いでいる。透明度はイマイチだが、天気が良いのでまあまあ楽しめた。
昼食のカレーライス。じょしゅはハワイで美味しかったものの一番に、「この日のカレー」と言っている。身体を動かした後だったから特に美味しかったのだろう。再度バナナボートに乗り、半日コースは終了。ホテルに戻ったのは2時過ぎだった。ホテルのプールにそのまま入って泳ぎ、頭や身体の塩を落とす。ジャグジーバスに浸かって、リフレッシュ完了だ。 その後またもワイケレにタクシーで出かけ、ブランド土産を買い足す。帰りにやっとバス乗り場が分かり、バスに乗れた。タクシーの10分の1の5ドルで帰ることが出来た。
今日はたまたまであるが・・・ハロゥインだった。こんな祭りは知ってはいたが興味が無く、意識もしていなかったが、こちらでは大騒ぎである。この日の夜はワイキキの街が大賑わいらしいと聞いて、夕方、食事がてらにワイキキまで歩くことにした。カラカ ウア通りに突き当たった辺りのハンバーガーショップでハンバーガーとビールを頼む。馬鹿でかいハンバーガーを屋外のテーブルで食いながら街の様子を眺めるのもオツなものだ。
その横をこんな格好をしたヤツラが次々と通ってゆく。お面を被っただけだったり、入念に化粧を施したり、全身に工夫を凝らしたり・・・様々な変装がある。ジャックスパロウも何人か通っていった (笑)。何万人がここに集まってきているのか不明だが、中心部に向かう道と言う道は車も大渋滞。歩きで正解である。
散々人ごみの中を歩いて・・・またしてもじょしゅが「ラーメンを食べたい!」と言い始めた。そういえばこの祭りって屋台が無いよなぁ・・・そうか、年間の祭りの数が少ないんだ、きっと。で、通り沿いの例のモーニングショーの司会者のやっているラーメン店に入る。旨くもまずくも無い普通のラーメン、日本だったらとっくに閉店してるだろうな。
後で聞くとだいたい夜中の3時ぐらいまで賑やかだったらしい。しかし我々は11時過ぎにはホテルに戻った。なにせ明日は本命の遊びが控えている。体調を整えておかねばならない。
ハワイでは日本の免許証(中型免許以上)でバイクに乗れる。しかもこちらでは中型、大型の免許区別が無いから、中免で大型バイクにも乗れる。目を保護するサングラス(透明でも可)さえあれば、ノーヘルメットで良い。実際、このノーヘルで乗るということは爽快極まりないことで、私も時々こっそり林道だとかでやっているが、気持ちの良いものである。それを堂々と海沿いの直線道路でやれるってことは・・・バイク乗りの憧れに近いことなのである。もちろん転倒時に頭を打つ危険性は当然あるが、それは自己責任。転倒しないようにしっかり走ればよいのである。街中を走るバイクには時々ヘルメットを着けている人もいるが、多分バイク常用の住人だろう。
借りたバイクはハーレーのダイナ、ローライダー。1450ccのトルクフルなバイクである。CCバーも着いているのでタンデムも楽だ。 マフラーも替えてあって、いい音がする。さて、じょしゅであるが・・・。最初レンタル店に行った時に、ハーレーに混じってなんとレブル(250cc、 日本でじょしゅが乗っているバイク)を見つけたので「お前も借りる?」と言ってやると、「う〜ん」と迷っている。もちろんここは右側通行だし、じょしゅは最近日本でもバイクにほとんど乗っていないから運転に不安があるし・・・こんな状況で迷っているのが分かったので、「ま、今回は後ろに乗る?」と言って一台借りたのである。それが街を抜け、ダイヤモンドヘッドを海沿いに回り、 イーストサイドの見事としか言いようのない景色の中を走り始めた頃、じょしゅが背中でブツブツ不平をもらし始めたのである。
「あ〜、つまらん、私も借りればよかった・・・」とドブつきはじめ、挙句の果てに「あんたがタンデムにしようって言ったから私が乗れなかった・・・」と、自分に自信がなかったことなどを忘れて、全部私のせいにしはじめた。といってこのハーレーはじょしゅには大きすぎて足が届かない。よほど悔しかったのか、「日本に帰ったら毎日練習して2月にまたハワイに来るからね!」などと叫んでいる。(今コレを書いている帰国後2週間目・・・じょしゅはまだ一度も練習していない・・・多分 もう忘れてしまったのだろう)
とまあ、そんな具合にノースショアに向けてハーレーを走らせたのだ。見知らぬ道をバイクで駆け抜けるというのは実に爽快であった。島一周コースで4時間(走りっぱなしで)らしいから、レンタルは一日(8時間)でOKだ。アメリカでもノーヘルは4州しか認められていないらしく、こんな体験はハワイでしか出来ない、貴重な体験なのである。40〜50マイル(1マイルは1.6km)で周囲の車に合わせて走る。日本では渋滞時のすり抜けが当たり前になっているがここは厳禁。「車と同じ」がマナーである。周りの車もマナーが良い。歩行者を見れば停まるし、車線変更も非優先道路からの進入も気持ちよく入れてくれる。中国とは大違いである。もっとも外国人が運転する車も多いので、不慣れからの事故も多いと聞く。とにかく私としてはけっこう気を使いながら慎重に運転した。
上の左の写真、遠くに見えるのが映画ジュラシックパークの撮影現場となった山である。その手前の湾が昨日潜ったカネオヘ湾である。
映画ビッグウェンズデイの舞台になったノースショアのサンセットビーチ。サーファーのメッカみたいなところで、止めようとする車でここだけは道が渋滞していた。皆サーファーが波に挑んでいるのを見学するのである。こういう時はバイクは便利ですね。脇にすっと停めて見物です。そんなに荒れた日でもないのに4、5mの波が来ていて、パイプまで出来ていました。12月になると10m以上のいい波が来るんだったかな?、たしか。
ここを過ぎると俄かに雨雲が近寄ってきて・・・雨が降ってきた。温かいので気にもせず走っていったら土砂降りになってきた・・・ほっぺたが、痛い!。仕方なく大きな木の下で雨宿り。ズボンも服もびしょ濡れだ。
少し小降りになったので出発。程なく陽が差してきた。そして陽が差すとしばらく走っているうちに服が乾いてくる。すれ違うバイクで合羽を着ているヤツも居ない。こんなスコールはシャワー・・・そんな感覚である。熱帯ではよくある話だ。昼になり、そろそろ腹が減ってきた。
北端の目的地ハレイワに到着し、ピザの看板に釣られてイタリアンレストランに入る。写真のものでハーフである。いろいろ トッピングされていて一見美味そうだが、生地厚で大味なアメリカンピザであった。うっ、・・・ビ、ビールが飲めない!!・・・確かアメリカも最近は飲酒運転に厳しくなったと聞いたことがある。こんなピザもビールと一緒に流し込めばけっこう美味かったりするのだが・・・。他にラザニアとクラムチャウダー。
はじめは島を一周(帰りは横断になるので、実際は半周)するつもりだったが、山が雨模様だったので来た道を引き返すことにした。道も西の北の辺りで途切れていて、どのみち一周は無理なのだ。オアフ島はウエストサイドが治安が悪いらしく、あまり近寄らないほうが無難だという。なんでも山賊(!)が出て、時折銃声も聞こえるらしい。バイクレンタルショップでも「ここはアメリカだということを忘れないでください」と言われた。ショップのオーナーによると「ワイキキ周辺は、いわばディズニーランドですから・・・」だとさ!。帰りの道でもカフクあたりで雨に遭った。雨粒で顔が痛いのでマスク代わりにバンダナで鼻から下を覆って走ってみたが、雨に濡れ、息が出来なくなった。それでもイーストサイドに戻るとすっかり晴れて、爽快な風に衣服がすぐに乾いた。道もところどころでポイントはあるが、基本的に単純な一本道だからたいして迷うことはない。海と空の青さと爽やかな風を浴びて・・・重厚なハーレーの音が、ノーヘルだから凄まじく心地よく胸に響く・・・やっぱりハワイはハーレーだろがぁ!。
ハワイの町は美しい。人々も旅行者に好意的で、市街地は治安もマナーも良い。気候も暑いのだが、海からの風が爽快な気分を湧き立たせてくれる。いたるところで日本語が通じるし、レストランのメニューも日本語で書いてあったりするのも楽だし、なんと言っても島自体がゆったりと「遊び」の雰囲気を醸し出しているところが素晴らしい。そして海。次回はバイクはもちろんだが釣りをすることに決めた。トローリングよりもおそらくジギング、キャスティングのほうが面白そうだ・・・と今から妄想している。
ホテルの近くで最後の夕食。インド料理店に入る。コレが今回食べた全ての料理の中で一番美味しかった。カニのガムマサラソース炒めとチキンカレーとタンドーリチキン。全てが美味しかったが、何故か客席に空席が目立つ。隣の大味なハンバーガーやフィッシュチップなどしか置いていないアメリカンパブは満員なのに・・・アングロサクソンの舌と我々アジアンの舌にはかくも隔たりがあるのか・・・。帰りにインド人のオーナーに "taste great ! "と賞賛してやると、サンキューと嬉しそうな顔で笑った。朝から晩まで、久々に気持ちの良い一日だったな・・・うん。
11/2
朝9時にホテルを出て10時には空港へ。数百ドル余ったので免税店で使い果たし、後はラウンジでゆったり新聞を読んで過ごす。12時に出発して、8時間半のフライトで、何故か11月3日の夕方4時に日本に到着。来る時にせっかく儲けた一日がここで消える。日本は晴れていて、房総半島が見え、窓からインクの別荘が見えた(ウソ)。頭を白くした富士山を見ると、何故か「おお、日本だ!」と感激する。セントレアに降り立つと、ハワイとは打って変わった冷たい風が頬を撫でた。