9/25
アァ、疲れた。書くのに疲れた…(笑)。
それにしても、俺は一体何をしているのだろう…。
25日はいつも行ってる『寝床』である。道も知り尽くしているし、どこら辺りに何が生えているかも大体分かっている。何年も通っているので、問題は時期だけのことだ。鼻歌交じりで分け入ってゆく。
ほら、いきなりコレだもんね・・・。尾根の少し下がった辺りにコイツは生えている。ひとつ見つけたら、近くで同じような場所をくまなく探す。やがて弟子の大声…。「あったよ〜あったよ〜」今までこの叫び声に何度騙されたことか…。慌てて行ってみてガッカリ…ということが数え切れないほどある。だから最近はゆっくりと声の方向に向かうのだ、余り期待しないで…。
しかしこの日は違った。行ってみると確かにホンシメジだ。しかも上下5メートルほどの範囲で6、7株が点々としているではないか!。菌が斜面を流れている。こういうことは良くある。
「やったね!!!」
弟子は鼻高々だ。その場で弟子から助手に昇格させてくれと申請が出るが、却下する。私が見つけたからその辺りを探したのであって、本当の自力発見ではない。
次に見つけたのが、コレも捜査対象になっていたクリフウセン。このキノコはバター炒めにするとメチャウマである。写真のようにごっそり株になっていることが多い。今の時期はホンシメジとクリフウセン、イグチ類が対象だ。キシメジとかはもう少し後になる。
けっこう大きなヤマドリダケモドキがポツンと一本生えていた。カノシタも見っけ。
このキノコは茹でるとしっかりして美味しいのだが、持って帰る時は大変だ。普通に袋に詰めてくると、ボロボロに崩れてしまう。しかも下側が針状になっているのでそこに土とかゴミが入ると掃除が大変なのだ。
ナラタケでもないかと沢に下りていくと、ごらんのヌメリスギタケモドキがポツポツと3本ほど柳の倒木に発生していた。コレは味噌汁に入れると大変美味なキノコである。どちらかと言うと初夏のキノコらしいが、9月にも生える。
と言うわけで、昼までにこの収穫。後ろのクリフウセンは写っている量の5倍ほど採れた。これからしばらくはキノコ料理のオンパレードだ。