旨し国・・・冬の新潟
一風のあとでナベさんが今度は十割蕎麦をうち始めた。小麦粉が入らないので粘り気が無く、水を少し多めに入れるか、お湯を使うそうだ。延ばす段になってsonetaがやってみることになり、延ばし始めるが・・・すぐに破綻。見ていたが、十割蕎麦だから・・・という以前の問題である。普通に延ばせばいいものを、生意気にも延ばし棒に麺を巻き付けて延ばす、という少し難しいことをやろうとしたのも失敗の理由だ。ちぎれ始めた麺は各所で破れまくり・・・あとでナベさんが全面手直しとなった。
食事をして蕎麦うちで遊んでいたらあっという間に10時を過ぎていた。そうそう、一風の自慢のミストサウナ付きバスルームを体験しなくては・・・。写真の右側が浴槽になっていて、カランの下の細長い吹き出し口から蒸気が出てくる。床に座っていると、けっこう暖かい。これは冬場の乾燥にヤラレた喉や肌のリフレッシュに良い。そしてさらに天井には防水スピーカーが取り付けてあり、これが居間のデッキにつながっているのだ。そこで好きな音楽を楽しみながらのんびりと寝転がれば・・・健康的なリフレッシュができるという仕掛けである。一昔前と比べるとこういったところは格段に進歩しましたね。
夜11時過ぎまで遊んで、一風の呼んでくれたタクシーで宿に帰還。宿は4人だが3部屋とってある。4人で1部屋 か2部屋で良さそうだが、sonetaのいびきがネックとなり(私も含めダレもsonetaと寝たがらない)、3部屋にしたのである。
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東京のスーパーグランマのいでたちの粋なこと!。それにtimeママは自他共に認める超お天気女でもある。1年半前のOFF会でもその超能力を如何なく発揮し、大雨から見事に我々を救ってくれた実績がある。昨日も天気予報は雨(雪)だったが、ママ到着から一度も雨が降らなかった。今日も最初は曇っていたが、昼から好天になった。ただしtimeママが帰るとそのあとでは大雨になったりするらしいから、関係者以外では必ずしも有難い人間とは言えないかもしれない。しかし我々アウトドア派には持って歩きたい・・・いや、連れて歩きたい超能力者ではある。
な、何をしているのだ・・・そ、soneta・・・。佐渡島に向かってひざまずき、嗚咽するsoneta。昔佐渡島に愛人とその子供を置き去りにでもしたのであろうか・・・。まこと謎深き人間である。
寺泊の魚市場に案内してもらう。そこで買った魚介類で、一風が昼飯に海鮮パスタを作ってくれるという。なにせ今回は今までのOFF会とは比べ物にならない、至れり尽くせりのOFF会なのだ。こんなOFF会ならいつでも参加したい(笑)。いくつかの店が軒を連ねていて、珍しい地元の魚を見て回るのは実に楽しい。魚菜が一緒なら狂喜していたに違いない。冬場とあってどれも脂ののったタラやブリやアンコウがかなり安い値段で並んでいた。
買い物を終えて向かったのが咲花温泉。一風お勧めの旅館の露天風呂は日曜日の団体予約で入れなかったが、隣の佐取館の風呂に入る。景色のいい広い風呂で、従業員もなかなか感じが良かった。今度来るときはココに泊まろう。それにしても今回は温泉づいている。冬のあいだは私もジジババ温泉組に入るとしよう。一緒に入ったsonetaに「この硫黄温泉ってのはなんに効くの?」と聞いたら、返事が無かった。効用は忘れたらしい。温泉通のはずなのに、薀蓄のひとつも傾けたらどうだ!。まったくお気楽な温泉通だ。そのsonetaがココを紹介したHPがあるので見たい人はどうぞ。
http://soneta.hmc6.net/2006/o-sakihana.htm
2時ごろに一風邸到着。さっそくパスタの昼食を作ってくれる。一風は今までのアウトドアOFF会でも良く料理を作ってくれたが、まったく手際が良い。特にこういった食材の時は豪快に見栄え良く仕上げてくれるのだ。私もやれば出来るのだが、最近あまりやらない。やれば出来るんだけどね。
まず出来上がったのがこのウニとセリのパスタ。料理は一風に任せ、さっそくすきっ腹で喰らいつきましたが、セリの辛味が舌に心地よく絶妙の味でした。
二品目の海鮮パスタ。生きたワタリ蟹をぶっ潰して炒めて出汁をとるという豪快な料理です。味は言うまでもありません。一風は好んで一閃という言葉を料理に使うが、これパスタがその典型である。ジャカジャカジャカ!はい!出来上がり、熱々をどうぞ!・・・これが男の料理なんだよね。料理などもっと知りたい人はtimeママさんのページでどうぞ。
http://www.timemama.com/eventtopic/nigataohukai/onukai2.html
食事のあとにコーヒーを入れてくれる一風。本当に優しく、良く働くヤツだ。エスプレッソコーヒーをリクエストするとちゃんと出てきた。体力が全盛期の1/4だと嘆いていたが、見た目、ごく普通である。要するに、これで一風は人並みになったのである。今までの山歩きは我々がついてゆくのが大変だったが、これで少しは楽になると思う。よし、今年は去年の分までアウトドアを楽しもうではないか!。
(奥さん、娘さん、それにナベさん、楽しかったです、ありがとうございましたと助手が申しております。)