蕎麦打ち台と燻製器
蕎麦打ち台
蕎麦打ち修行から二ヶ月、90センチ角のシナベニヤを高さ40センチほどの机に置き、麺を伸ばしていると腰が痛くなってくる。蕎麦を伸ばす台が欲しいが、夏場など使わない時は片付けたいから組み立て式にする必要がある。と言ってあまり軟弱なものも作りたくない・・・ということで、頭の中で図面ができるまでしばらく時間がかかったのである。しかし、作り出せば簡単、半日でできた。材料は2×4材(1×4)が軽くて安くていいですね。
高さは80センチ 腰がまったく疲れなくなりました
なるべく簡単な組み立て式…L金具と蝶ネジで組みます
下も同様・・・ぐらつくのでベニヤ板をクランプで固定すると完璧です
バラすとこんな感じです これなら出張蕎麦打ちの時に車に積んで運べます
このとき打った蕎麦・・・大変上手に美味しくできました(自画自賛)
燻製器
去年辺りから燻製器を作ってベーコンを食わせろとじょしゅに言われていたが、今回やっと作りました。私にとって3度目の燻製器作りですから・・・考えたのはその大きさです。最初はガス台に置くタイプ、2度目は趣味千山のドラム缶(熱源は炭火)、今回は電熱器ですから、内部温度を上げるために大きさが問題なのです。いろいろ考えたのですが、計算するすべもなく、結局適当に幅60cm×奥行45cm×高さ90cmとしました。
こんな感じにできました。これも製作は2日間です
内部にはステンレスシートを張り、温度計も付けました
600wの電熱器・・・外側、内側の切り替えで、実証的に55〜85℃の調節ができます
ソミュール液を作りますレタスの葉っぱは最重要
一風から送ってもらった六白黒豚5kg・・・5kg太るということがどんなに恐ろしいことかが・・・
4つに切り分け、漬物用のビニール袋でソミュールに漬け込みます
1週間後取り出して流水で塩抜きです・・・少し切って焼いて味を確かめながら塩抜きをしますが、これがけっこう難しい
上記燻製器でつるして燻します 80〜85℃で3、4時間 内部温度が68℃が殺菌目安です
チップは以前買った桜の市販品を使いました。量は1/3〜1/4ぐらい使ったでしょうか
じっくりと脂を落としながら焼くので5kgの肉を使っても食べる時は半分ぐらいになってしまう
焼きあがった、というよりラードによるフライドベーコン・・・これが旨いのです
蕎麦もベーコンも・・・いわゆる大手の市販品と比べるとまったく別物のように感じられるほど本来の味を堪能することができる。以前にもどこかに書いたが、「旨いものを食うには旨いものを旨いと思う心」が必要だ。だから私は付随品も含めてできる限りのものを自分で作って自分で食す・・・つまりこれが真のグルメであると自己満足しているのである。