最初で最後のプリウス長距離エコノミードライブ(東北周遊)
8/10-11
8/10日の深夜10時。この夜名古屋のデパートでフラダンスを踊り…直行で家に帰ってきたじょしゅを乗せてすぐに出発。どこに行っても一番混むお盆の休日をどう過ごすかは毎年の課題だが、今年は先日届いたプリウスでどこかに行ってみようと思っていた。しかし渋滞、混雑はイヤだ。で、比較的混雑していないであろう東北周遊。深夜出発。おまけに10日にICを通過すれば「世紀の愚策」の高速1000円!(笑)。岐阜各務原から仙台まで、700km・・・ホントに1000円?。
白鳥SAで給油し、しばらく走ると峠を過ぎ、延々と下り坂となる。オートドライブで95km/hに設定して走ると燃費がどんどん良くなり、ついに30km/lに近づいてきた。結局は29.7km/lまでしか伸びなかったが、今までのクルーガーハイブリッドの倍以上の燃費である。途中PAで一時間単位でちょこちょこ寝ながら(とても一風のように一気駆けはできない)・・・それでも朝の9時半に仙台に到着した。やはり1000円。どれだけ走っても1000円。おまけに無給油。燃費平均22km/l、ガソリン125円/lとして燃料費4000円程度。5000円で仙台まで行けるのである。しかも二人で・・・これは安いを通り越している。
予定より早く着いて暇だったので松島まで足を伸ばす。あいにくの雨で景色はイマイチだったが、その代わり人が少なかったので良しとしよう。夏の雨だし、却って涼しくて良い。 松島にある「伊達政宗記念館」に入ると、そこは何百体もの蝋人形館だった。何でsonetaがここに居るんだ?・・・と思ったら宮沢賢治でした(笑)。東北出身の歴史上の人間はほとんど置いてありました。もちろん伊達政宗の生涯を人形でリアルに解説してあって、こりゃ相当金かかってるよなぁ・・・。今夜仙台名物の牛タンを食う予定だと言っていたにもかかわらず、我慢できなくなった肉好きのじょしゅは、目を離した隙に魚市場の脇の屋台で牛タンの串焼きを注文している・・・先が思いやられる。
松島の昼食はお任せ握り寿司。アナゴが旨かったですねー。ここで私はビールを飲み、後はじょしゅの運転となる。これが出来るから連れて歩いているのである。途中松島の北の温泉に寄り、6時ごろ仙台駅前に到着。駅前の仙台ホテルにチェックインし、牛タン屋を探しに街に出た。
駅前のアーケード街。明るく、人も多い。松島で昼に行列で大変混雑していた「利久」と言う牛タン屋がここにあると聞いていたのでとりあえず探す。事前に調べていかなかったので松島の土産物屋で「どこが美味しいのか」を聞いたのだ。この商店街も大通りを3つほど渡る感じで長く造られている。その一番端を左に曲がった辺りにその「利久」があったので、さっそく入る。まだ時間が早いせいかそんなに混んでいなかった。 後で知ったが、この店は仙台市に23店舗ある老舗らしい。
仙台の牛タンは有名だが、提供しているのは何故か焼肉屋ではなく、「牛タン屋」なのである。後で聞いたところによるとまだ歴史はそんなに古くなく、20年ぐらいじゃないか?・・・ということである。どこかの店が牛タンを単品で出し、旨かったので広がったのだろうか。それにしてもこの塩で熟成された牛タンだけが名物として存在するということがやや不思議である。
旨い肉類を食い過ぎて・・・ホテルに帰ってすぐに寝た。当然今日は寝不足で、熟睡であった。
8/12
ホテルから歩いて5分のアメ横ビル内の仙台朝市。8時半ごろから6時まで、一日中やっているらしい。そんなに規模は大きくないが、魚介類から野菜、果物まで一通り揃っている。今日は栗駒山の花山荘・・・sonetaのところに寄る予定なので、昼飯の材料を仕入れた。新潟の海ソーメン、ホッケの開き、笹かまぼこ、パスタ用に塩ウニ。パスタにしては勿体無い塩ウニ(薄塩極上モノ)。焼きホヤ、茹でホヤ、筋子。ワインとビール・・・ひょっとして置いてないかもしれないからスープの素、生クリーム・・・思いつくものを買い漁り、さっそく出発した。
仙台から築館ICまで料金1200円・・・高っ!(笑)。花山湖畔の小学校の前でsonetaと待ち合わせ、花山荘に連れて行ってもらう。いつの間にか買っていた軽のワンボックス。田舎暮らしにはこれが一番かもれない。思えばもう3年ぶり 、2回目の訪問である。
家に入って左側の畳部屋に並べられているのはバジルの葉っぱ。よくぞまぁこんなに丁寧に並べたものだと思うが、よほど暇なのだろう。ついでに言うとこのバジルの葉っぱは、sonetaの努力にもかかわらずカビが生えて全滅していた・・・ 天気も悪く、今日はなんと2週間ぶりの晴れだそうだ。sonetaは去年、 定年前にはやばやと東京の職を辞し(リストラではなく、自分からやめたのであるぞ・・・と強調していたが)、この花山に居を移して農業とアウトドア三昧の日々を送っている。ま、サラリーマンを捨てて自分なりの夢を持って自立生活を始めたわけだが、そのせいか久しぶりに会ったsonetaは色も黒くなり、痩せて精悍になっていた。そしてなにより昔、自分からは語らなかった夢だとか生活設計などの話を話すようになっていた。
私の写真技術で助手の腕を細く見せることも出来ますが、あえて実物大で載せときます
以前来た時は(買ったばかりということもあって)電気すら引けていなかったが、さすがに今回は思ったより何でも揃っている。とりあえずホヤとウニと筋子で一杯飲んで、ウニパスタとsonetaのスープと写真のジャガイモの香草焼き・・・ 結局私的にはこの香草焼きが一番旨かったね。 「きゅうりの塩漬けあるんだけど、腐ってないかどうか食べて見て?」と大きなビンを棚から出してくるsoneta。客人に腐っているかどうかを判別させようという態度が許せない。まず自分で最初に食うべきではないのか?。知らずに腐ったワインを飲ませた(酒の飲めない)インクよりひどいヤツである。ま、腐ってはいなかったが、旨いとも言えない代物であった。
そんな昼食を終えて、我々が向かったのはsonetaの山の畑。私はこの時までsonetaの畑なんてどうせ猫の額みたいなところで、適当に作って・・・草ぼうぼうで・・・と、半ば確信していた。そう確信していたのだが、着いて驚いた。
見よ、この広さを!。これをみなsonetaが一人で耕したのか?。しかもそこに植えられたハーブや野菜はみな立派に育っているではないか!。う〜ん、あり得ん ・・・。
人間とは変わるものである。あの軟弱系を代表していたsonetaに、あの温泉にふやけていたsonetaに、こんなことが出来るパワーがあったなんて ・・・。ただし栽培のコンセプトはさすがにsonetaらしく、「とりあえずどんな種類の種も蒔いてみて、発芽して育つものを栽培する」ということらしい。 畑に立ち、満足そうに周囲を睥睨するsoneta見ているとこちらにもなんだかsonetaの楽しさが伝わってくる。じょしゅはバジルの変わった種類の株を3束刈り取ってもらい、持って帰ると喜んでいたくせに、そのままsonetaの家にそれを置き忘れてきた。置き忘れはじょしゅの特技であるが、ま、今回は携帯でなくて良かったかな。
じょしゅとsonetaが揃えば私の意見を聞くことなく、行き先は温泉と決まっている。近くの有名な鳴子温泉。sonetaによるとここは珍しい温泉で、日本全国9種類(ラジウム系は除く)の湯種のうち、なんと8種類が同じところで出ているらしい。 不思議だねー。昔から有名な温泉なので街も古く、なんとなく寂れたような雰囲気も無きにしも非ずだが、人は少なかった。
その昔早稲田の学生たちが作り上げたとかいう早稲田桟敷の湯に入る。 入ってみると我々二人だけ。これでは維持するのが大変だろうなぁ・・・早々に上がってから じょしゅを待って二人でビールを飲んでいた。そこにやってきたじょしゅに「せっかく来たんだからもう一軒入っていったらどう?」と余計なことを言うsoneta。温泉好きのじょしゅが断るわけがない。
5時過ぎにsonetaと別れを告げ、今夜の宿がとってある気仙沼に向かう。ここから築館に戻り、高速を使ってほぼ2時間の距離だ。
さて、夕食、いっちゃいますね!。ここは10年ほど前に気仙沼に泊まった時にも寄った「福よし」。駅から漁港周辺はあまり店もないが、ここは大変良質のものを出す店である。なんといっても魚介類のブランド港の気仙沼だ。これくらいの店がないと話にならない。メニューも前回とまったく変わっていない。お勧め魚介類コース 一人前3000円、4000円、5000円とあるが、3000円で十分だ。この写真のほかにサンマの塩焼きとイカのワタ焼きも付いているのだ。10年前に来たことがあると言うと、「なんか、どこかで見たことのあるカップルだと思っていたんだ」とウソかホントか、マスターが言った。私が「その時魚の食い方がヘタだと叱られたんだけど・・・」と言うと「それは覚えていないけどね」と笑った。そう言いながら私のイワシの食べ方を見ていて「あのね、魚のハラワタの食い方を教えてやるよ・・・」と言いながらサンマの身を私の箸で割りはじめた。家庭的で、なかなか楽しい店である。そうそう、上の写真の赤身の刺身・・・気仙沼名物「フカの心臓」だってさ!。カツオも旬で、高知同様大変美味しかった。
8/12
ホテルから見た気仙沼駅前。飲食店なんてほとんどありません。朝起きて向かったのは気仙沼港にある魚介センター・・・最近こんなところばっかりに寄っているね。下の写真はそのセンターの入り口にある「−20℃の氷の水族館」いろんな魚が冷凍で飾られている。確かに餌をやらなくていいからいいよなぁ。 分厚いコートを貸してくれるが、5分も入っていると体が凍えてくる。
今日はここから三陸海岸沿いを走り、八戸まで行く予定です。昨夜福よしで道のりと時間を聞いたら6時間ほどらしい。おまけに「道も狭いし、トンネルも多いし・・・」とあまりお勧めではない様子。そういえばsonetaも同じようなことを言っていた。念のためナビ目的地を八戸にすると、 推奨5ルート全てが内陸経由となった。しかし私はこのルートは走ったことがなく、一度走りたかったのである。で、迷うことなく海沿いで釜石を目指した。
いやいや、そんなに景色も悪くないし、道もところどころに高速が出来かかっていて無料で通れるし、信号もないし、空いているし・・・これはバイク やオープンカーで走ると大変楽しい道だ。釜石、宮古、久慈・・・聞いたことだけはある都市を通り過ぎて・・・天気もよく、なかなか快適なドライブであった。 街にはよく「津波水位」看板が立っていた。この辺りは昔津波に襲われたことがあるのだろう。
のんびりと道の駅などに寄りながら八戸には夕方四時ごろ着いた。さっそく八食センターに行く。市場ばっかり寄って、いったいナニやってんだ!と言われそうだが、実は秋田の後に寄宿することになっている一風の家に指定されたお土産(!)を事前に直送するために寄ったのだ。 このグルメ一家へのお土産は一筋縄ではいかない。いいかげんなモノを買っていくと捨てられるのがオチなので、却って指定してもらったほうが気がラクだ。一風の指定とは「ますこの塩漬け」「塩ウニ」「ヒラツメガニの生」というマニアックなものであった。 土産を発送し、近くに温泉があったので、そこでバイカーと話をしながら温泉に浸かり、前回も泊まった八戸ワシントンホテルにチェックイン。ネットで予約した時はツインが空いていなくて仕方なくダブルにしていたのだが、聞くとツインに変更できると言う。やれやれ。夕食はさすがに何も食べたいものが浮かばなかった・・・魚介類も肉も・・・少なからず辟易状態だったので、街をぶらついても店に入る気がしない。その上明日の朝もイサバの朝食が待っているのだから、もうラーメンにしようか?と、(博多の)「長浜ラーメン」と看板のある店に入っておでんとビールとラーメンで終了。八戸まで来て食うものではないとも思うが、仕方がない。
8/13
この間抜けた顔で食っているのが・・・先日も食ったイサバの朝定食。今回も雨が降っていたが、前回より格段に人が多い。お盆だからかな?。これが朝6時の風景なのだ。ここで「ますこ」と「セグロイワシの一夜干」を買ってクーラーに詰め、秋田に向かって列島横断だ。どの辺りを横断するのか少し迷ったが、八戸自動車道から安代JCから東北自動車道を北上し、十和田ICで降り、能代に抜けるルートにした。
「おい、比内地鶏って書いてあるぞ・・・食っていく?」などと言いながら車を走らせる。言ってるだけで、もちろん腹一杯で食べられない。もう昼は稲庭うどんでいいや、と思ったが、能代を過ぎ男鹿半島の付け根あたりまで来てもうどん屋がない。いや、たまにあるのだが、稲庭とは書いてないのだ。あれば必ず書くはずだから、無いのだろう。
途中の砂浜に風車が見えたので近寄っていったら・・・こんな砂のオブジェに出くわしました。海水浴場なので本来なら一番人で賑わっている時期だろうに、雨は上がったもののこんな肌寒い天気では誰も泳いでいない。今夏の天候不順を象徴するようなサンドアートであった。夏は夏らしく、冬は冬らしく・・・これが最近は無いよね。
さて、男鹿半島突端の入道崎。「なまはげ」って秋田だった・・・っけ?。そんな常識も案外現地に行ってみて初めて再確認。これに関して言えばもう何年も大晦日の「行く年来る年」を見ていないせいもあるのではないかと思う。昔、アレに必ずといっていいほど出てましたよね。入道崎の灯台に登る。登ってから気がついたが、私は高所恐怖症ではなかったか?!。眼下に広がる岩礁地帯が景色としてより釣り場や潜水場所として映るのは狩猟民族の悲しいサガである。
ここで昼飯。目をつけた食い物屋は直前に終了。稲庭うどんを出す店もなく、といって海鮮丼やウニ丼を食う気も起こらず、じょしゅは「焼き鰯丼」なるものを頼んだが、タレが少し甘く、旨くなかった。私はイカ焼きとビール。これはこういうみやげ物店などで食事を食わざるを得ない時には、ほとんど当たり外れの無い無難な食べ物である。いろんな場所で食い歩いていると、少しぐらいは賢くなるものである。
食べ物の話ばかりでなんだか自分でも少し自己嫌悪に陥りそうであるが・・・でも食わなきゃ死ぬし(死なねーよ!)、旅行の楽しみは景色と食い物なんだから。男鹿半島から秋田市内まで、途中またもや温泉に寄る。車を運転しているのがじょしゅだから、その意思が反映されるのは仕方が無い。ホテルに着くとすぐさま街に出る。秋田といえばキリタンポ、比内地鶏、稲庭うどんしか知らないから、店を探すのは容易であったが、今日はお盆で休みの店が多かった。初めて食べたキリタンポ鍋。ま、なんと言うか・・・新米、古米は別にして、美味しいことは美味しいのだけれど・・・やっぱり雪降りしきる真冬の寒村の囲炉裏かなんかで食べるときっと・・・もっと美味しいんだろうなぁ。次に入ったおしゃれな焼き鳥屋。下のオヤジが明日の我々の行動を決めてくれた。
なんとなく故三浦さんに似た風貌のオヤジ。比内地鶏と古地鶏の出荷時期の違い、豚の生産地・・・そんな料理のこだわり素材の話などをいろいろおしゃべりした後、明日の行動予定を聞かれたのだが、その返事の曖昧さが我々の秋田県に対する知識の無さを露呈したらしく・・・きっと秋田県民の愛国心が湧き上がったのだろう・・・リコマンドを次々に提案してくれたのである。曰く、明日の朝は角館に行きなさい、そこに行ったら乳頭温泉はすぐ近くだから温泉に入りなさい(また温泉かよー!)。そこからアソコに行ってココに行って・・・と、いろいろ教えてくれたのだ。我々はそれに従うことにした。
8/14
角館・・・カクノダテと読むが、もちろん初めて訪れる。山の田舎町の一角に、まるでタイムスリップしたかのような武家屋敷の並んだ静謐な空間がある。何故か枝垂桜の大木が町並みを覆う。岐阜の薄墨桜のように枝垂桜の苗が売っているということは、角館=枝垂桜ということなのだろう。ゆっくり回って、小一時間で回ることが出来る。しかしじょしゅを連れていると、そんなわけには行かないのだ。
こういった場所でじょしゅは必ず店を全部見て歩く。そして店員と話をしたら最後、ほとんど何かをお買い上げだ。こんな楽な客はいないだろう。昨日の朝のイサバでも食事をした後「あのお赤飯買おうよー」と言うので「さっき飯食ったばかりじゃん!」と言うと、「だって雨ん中で傘差して売ってるんだもん・・・」と答える。じょしゅにとって買い物とは売り手との精神交流なのだ。それが分かっているから、最近はあまり口を挟まないようにしている。私が口を挟めばそれだけ時間がかかるだけなのだ。
念願の(笑)稲庭うどんにありつく。稲庭うどんは道路沿いではなく、こういうところにあるのだ。
ほい、乳頭温泉。昨夜言われたとおりに旅をする我々ってとっても素直でいいやつでしょ?。でも私はもう二度とココには来ません。なぜなら熱くて足を火傷したからです。よー分からんけど、一緒に入ったやつも「あっぢ〜〜っ!」って言ってたから余程熱かったと思いますよ。でもそいつが首まで浸かったから、私も真似してそれまで我慢して足だけ入れてたのを首まで入ったんだけど・・・3秒で出ました。で、身体は真っ赤。足が腫れて痛い・・・。「おい、熱くて火傷したよ!」ってフロントに言うと、「アハハ、ごめんなさいね!」だって。ココも4種類の温泉が出ているらしいけど、もう二度と行きません。その後じょしゅはもう一箇所入りました。ま、私も最後の乳頭温泉ということで大目に見たのです。
角館と乳頭温泉で昼を過ぎ、さて新潟にはどれくらいで着くのかな?と村上経由でナビを設定してみると・・・到着予定時刻がなんと夜中の11時半!。え?俺たちってどこにいるの?。最速ルートはなんと盛岡まで戻り、東北道、磐越道ルートで到着8時半。今夜一風の家に寄ることになっているが、ただ一泊するのではなく、加茂の祭りを見る予定なのだ。仕方なく(高速道路はあまり走りたくなかったが)最速ルートに決定。途中盛岡で蕎麦屋に入ると・・・どこかで見たことあるよなぁ・・・いや、ここは以前入ったことあるぞ・・・いったいいつ入ったんだ?。と二人で考えて、思い出した。何年か前、玉川温泉に行く途中、一風とおみちさんと一緒に入った蕎麦屋でした。この時期でもなかなかいい味を出していました。普通なら到着時刻が相当短縮されるはずが、さすがにお盆渋滞もあり、結局7時過ぎに新潟着。 またも1000円。一風お勧めの加茂祭りに滑り込みセーフ。
一風の店の3階のベランダから見える打ち上げ花火。この花火のためにベランダを作ったんじゃないかと思えるほど間近に見える。花火って音がいいよね。あの腹に響く音。祭りの大太鼓とも共通したものがあるよね。昔芸能人の誰かが(確かカルメンまきだったかぁ?)「花火のような人生でいいんです、夜空にパッと輝いて・・・それで消えていっても、それで満足です」ってなことを言ってたなぁ。そんなことをふと思い出しました。
これが加茂祭り。加茂川の流れを重機で整地してしまい、千人を越す人々が川辺を回って踊る。人いきれも熱気も活気も相当なものである。こうやって橋の上から全体を眺め渡せるのもなかなか無い景色である。この川は鮭も回帰する川らしいが、戻ってきてたらビックリするよな。
そしてクライマックス。川の流れに沿ってその中央を、なんと全長2kmに及ぶナイアガラ。今まで見たことも無い規模と時間の、壮観この上ない仕掛け花火である。カルメンまきも、これを見たらこっちの方がいいと思うかもね(笑)。
最後に孫でありながら一風とは似ても似つかない、可愛い菫(スミレ)ちゃんの写真を一枚。
花火の後の煙の中、歩いて一風宅まで戻り、一杯やって寝る。明日は15日で、お盆の帰省ラッシュが目に見えているので、朝5時きっかりに起きて、出発。渋滞無しで9時過ぎには岐阜に到着した。帰りも1000円!。ちなみに今回の燃料、岐阜白鳥SAで給油してから11日の夕方仙台で704km34L。次は13日八戸で566km27L。次は14日雫石で473km2 4L。最後に15日新潟燕で458km20L・・・合計2201km105L。平均燃費21km弱でした。プリウスの名誉のために言っておきますが、高速以外はほとんどパワーモードで走りました。ダッシュがぜんぜん違います(一説によると1800ccでありながら2500ccのパワー)。ちゃんと燃費を考えて走ればもっともっと伸びるはずです。総合計で2500kmの旅。高速道路料金は岐阜から岐阜まで6400円!。これはダメです。安すぎて、ダメです。もっと言えば民主党さん、絶対タダにしてはいけません。