touring diary 2006/7/5-13  C


7/11

  昨夜の疲れからか、8時起き。飯を食い9時出発。助手のダイエットは偽ダイエットである。最近太り始めた助手は北海道に来てから「ご飯とかパン類は食べない!」と宣言していた。そして確かに最初のうちは穀類を食べなかったが、その代わりそれ以外のものはてんこ盛りに食っている。それにその後ウニ丼は確かに食ったし、朝お粥も食べていたし、今朝も私のパンをくすねて食べている。今朝もエレベーターの後ろから何かボールのようなものが転がり出てきたと思ったら、それは助手であった。ハハハ・・・笑い事ではない。

 ま、それはともかく273号線で上川町にある浮島湿原に寄る予定だった。ところがその道がフラットだがダートだったため、助手がまたもグズッたのである。ゼファーでも何とかいけそうな道だったが、頑として助手が行けないと言う。おまけに坂道でバリオスをバックさせている時にまたもガチャーンとこかした。いかん、倒し癖がついてしまったようだ。肋骨をひびって力が入らないところへ、バイクが少し傾くとすぐに諦めて踏ん張ることもせずに投げ出してしまうのだ。今回はクラッチレバーが折れ、クラッチペダルが曲がった。幸いレバーは付け根ではなかったので運転には差し支えない。しかし助手よ、もうバイクは諦めなさい。あんたにバイクは無理だ。この北海道ツーリングをいい思い出に、ライダーをやめましょうね。その代わり押し花器を3つ買ってあげるから・・・。 がんばって押し花の先生かなんかになりなさい。

    タイトルの副題の意味が分かったと思う。もうしばらくの辛抱だ・・・。上川町まで早く着いてしまったので層雲峡に寄り道する。大函という柱状節理のきれいなところに小さな店があって、そこにはおばさんが一人。ゆでたとうきびとか蒸かしたジャガイモとかが売っている。ダイエット中のはずの助手は団子とかなんたら餅とかとうきびとか勝手に注文している。

 久しぶりのウドン、ツユが胃の腑にシミわたるようで旨かったですねー。何でもたまに食うのが美食のコツかもね。

 ウドンをすすっていたら現れたキタキツネ。こんなところに出てくるのは慣れている証拠だが、冬場誰もいなくなったらどうするのだろう。誰か世話しているのかな?。

 動物を出したついでに下のヒグマは旭山動物園のヒグマ。時間が余ったので高速を旭川で降り、動物園に寄ったのだ。そのヒグマ、時折右に見える窓(ここに観客がいる)を右手でガツン!と叩くのだ。そのたびに観客がどよめく。狭いところに何年も閉じ込められ、ヒステリー状態になっているのだろう。動物園のあり方に疑問を感じざるをえない。餌をもらうカモメ、本性を忘れたキツネ、気が変になったヒグマ・・・。人の手がかかわるとはこういうことを指すのだろうか。

  それにしても夏休み前の平日というのに人出が多い。ほとんどが観光客だと思うが、半分くらいは台湾、中国からの人々らしいとは以前書いた北海道紀行にも書いた。顔は同じような顔だが、話を聞くと中国語である。

 夜は大都会札幌に泊まる。泊まったロイヤルホテルはなかなか従業員教育がしっかりされたホテルで、気持ち良かった。すすきのに繰り出し、ラーメンを食った。小樽での柳の下のドジョウを狙ったが、客が多かったにもかかわらず、口に合わなかった。最近の我々はクドい味はもう受け付けなくなっている。舌が肥えたのか年をとったのか知らぬが、多分その両方だろうが・・・脂ギトギトとか辛すぎるものには旨みを感じない。あっさりとした味付けで良質な素材の味がするものが至上である・・・とエラそうに書いてしまったが、脂ギトギトのホルモン、この間食ったなぁ、旨かったなぁ・・・ハハハ書いてて思い出した。街で売っていたサクランボをまた買い、ホテルに持って帰って食う。帰る途中で雨が降り出した。う、明日は雨か?。


7/12

 その感じのいいホテルでの朝食。いつものように食事をデジカメで写していたら、「お撮りしましょうか?」とウエイトレスが撮ってくれた。助手が気取ってオートミールとオムレツを頼む。オートミールが旨いと一度も思ったことのない私は、いかにイギリスの食事が不味いかということをオーストラリアの例をとって話しながら、大好きなレーズンパンを口に放り込んだ。こうやって書くと私と助手がいつも対立しているように感じるかもしれないが、それは間違っている。大雑把に言えば私は助手をかまっているだけなのだ。退屈しのぎに。北海道旅行ももう終わりに近づいた。今夜のフェリーに乗って帰るのである。あと一日、どこを走ろうか。

 前夜に雨が降り、朝まで降っていたので止むのを待ち、10時に出発。230号線中川峠で雲に突入し視界5メートル・・・ただでさえもぬれた路面にビビリまくりの助手の速度がついに40kmを切り、後続車にどんどん抜かれるが、さすがにこれは仕方がない。なにより安全が第一だ。峠を抜けると雨が止み洞爺湖が目前に広がった。道端の温泉に入り、冷えた体を温める。洞爺湖畔の望羊蹄という古くからあるレストランで飯を食う。今夜は苫小牧東港に22:30ぐらいに着けばよい。有珠山ろくの昭和新山でも見てくるか。思えば昭和新山と言う名前は中学校から知っているが実物はもちろん写真すら見たことがなかったと気がついた。そばに行くと、おお、これがかの有名な・・・。周囲にはずらりと土産物屋が並んでいるし、有珠山頂まで行くロープウエイまである。この山のおかげでけっこうな人が生活の糧を得ているのだなぁ。地球規模の造形と人の暮らしの妙・・・ある意味では人は確かにしたたかな生き物である。 ロープウエイで山頂まで上ったが、霧で何にも見えなかった。

 最後に北海道らしい食べ物を・・・。イカとマグロのトロと炙りホタテの寿司。夜の11時までどこで過ごすかを考えた挙句、思いついたのがスーパー銭湯であった。苫小牧の天然温泉スーパー銭湯をGSで聞き出し、そこで湯に浸かり、マッサージを頼んだ。助手は韓国エステ、私は足裏マッサージ。「痛て〜〜〜!!。」私が人一倍痛さに弱いということを知らない女がメチャメチャ力を入れて足を揉む。そのあまりの痛さに叫ぶと「足裏マッサージってナメてると、けっこう泣くんですよ、皆さん」とか言いながらグイグイと揉んでくる。頼み込んで力を抜いてもらったが、終わるころは 足の感覚が麻痺していた・・・。そんなこんなで10時半に苫小牧東港に向けて出発。30分で到着。フェリー乗り場のバイクは我々の2台だけ。最初にバイクを載せますんで・・・と係りの人が言うと、助手が「最後でいいって言って!」とまたグズり出した。よく見ると駐車位置から乗船ゲートまで、大きく(本当に大きく)助手が不得手とする右カーブになっているではないか。もう馬鹿馬鹿しくて話にならないから無視して出発したが、 助手にとってこれが最後のツーリングなのだと思えば、少し可哀想にもなってくる。


7/13

 次の日は行きと同じ行動をとる。すなわち卓球をやり、ミストサウナで汗を流し、こうやってジャグジーバスに浸かる。外界から隔絶しているせいか船にはどこかのんびりとした時間が流れている。普段ならゆっくりと出来ない私がこういうところではのんびり出来るのだ。いつか船旅で世界旅行でもしてみても面白いかもね。飽きるかなあ?。

 助手最後のツーリングは本人にとってどうだったのだろう。もうバリオスは売ることに決めた。次はハーレーか何か、タンデムが楽なバイクにしよう。2台で走るよりタンデムの方が胃潰瘍の確率は少ないに違いない。ま、大きな事故もなく帰ってこれたから、よしとしよう。やっぱり北海道はいいよなぁ・・・また行きたいなぁ、今度は道東、知床をぶっ飛ばしてやる・・・ジャグジーバスでこんなことを考えているうちに 、私は寝てしまった。

来年に続く・・・ハハハ


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