(曲解説)
私は22歳から23歳のころ大学を休んで半年間ブラジルで遊んだ。行ってすぐに知り合ったのが当時18歳のレイラ・マリアである。詳しく知りたい方は10年前までやっていたホームページの「ブラジル紀行記」があるので読んでみてください。最初の「パウザダ」はレイラと出合った地名、「ボアビアージ」は「良い旅」、「サウダージ」は「懐かしい」という意味のポルトガル語です。
(裏側から見た曲解説 by イチロー)
この曲は、リズムがドラムではなくパーカッションになっているのですが、これも打ち込みは佐古さんが一人で頑張ったものです。
とても思い入れのある歌だと言うのがトラックの数からも伝わります(笑)
少し上物が寂しく感じたので、アコギでリフをダビングしたら打ち込み音の棘のような質感が取れてとても良くなりました。
これは少し優しくシルキーな歌の質感と、サビのガッツも欲しかったので、歌のマイクプリはイギリスのNEVE(ニーヴ)V1と言う1990年代のアンプを通しました。(他は同じ)
ちなみに、歌詞に出てくる様々なブラジル語の意味を知ったのは・・・アルバム完成後です。(笑)
ミックスはテイク3がOKに。ハモのバランスは2人でかなり悩みましたが、キレイなハーモニーなので割としっかり目に。曲の最後の「Leila」に深いリバーブとディレイをかけて、幻想的なエンディングを制作したのですが、何か気に入らなかったようでバサっと却下されてしまったのが心残りです。(苦笑)